祖父亡くなる―品川下駄屋物語―丸屋履物店

品川下駄屋物語

祖父亡くなる

赤線禁止法後の品川という少々難しい局面から始まっている4代目。
花緒をすげる技術も秀でたものがあり、そのすげ具合にもファンがついていたようで・・・
三業とのお付き合いも絶えることなく、まだまだ下駄屋としてやっていける・・・というところでの、まさか。でした。

その時、父・19歳・大学一年生。
即、大学退学、店の手伝いを余儀なくされます。

まだまだ下駄屋の勢いとしてもバリバリな状況。
花緒をすげるのもままならない技術力。

祖母・雇いのすげ職人などのサポートを受けながら、突然の5代目の厳しいスタートとなりました。

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4代目
個人的には見たことがない祖父
祖父よりも花緒の量に目がいってしまう・・・


もくじ

丸屋就業

突っ掛けて履く

和装履物の知識を・・・ ~昔話~

言葉の違い ~じょうろやさん~

品川宿と女郎屋と下駄屋

女郎屋と下駄屋 ~雨の助け~

女郎屋と下駄屋 ~捕物協力~

専門店の多い町

建物について~関東大震災・戦争~

赤線禁止法

オードリーヘップバーン ~ヘップサンダル~

・祖父亡くなる     <--現在地

有り難いお客様

時代の流れと共に

なぜ下駄屋を継いだのか