他店のお品物でも草履の修理承ります
久しぶりに箱から草履を出してみたら、草履がボロボロ・・・
捨てるにはもったいないし、なんとかならないかしら?
という相談をよくお受けします。
鼻緒が劣化してボロボロになっていたり、裏革が剥がれてしまっていたり、鼻緒がキツくて履けなかったり。
出来る限りの事は対応させて頂きますので、是非一度お持ちください。
まずは動画で見る
例えばこんな草履
鼻緒がボロボロ・・・裏革が剥がれてしまっている草履・・・
このような場合は裏革を張り直し、鼻緒をすげ替えれば問題なく履けるようになります!
裏革の張り直し
裏革の剥がれは再度張り直します。
糊が乾くまでは履けないため張り直してすぐに履く事はできませんが、翌日にはお履き頂く事が可能です。
作業もその場でやらせて頂きますので、2~3分お待ち頂ければ、その場でお渡しもできます。
(お近くの方でしたら一旦お預かりをして翌日出来上がりになります)
裏革の剥がれを防止する方法としては、
・湿気の多い場所に保管しないこと
・雨の日には履かないこと
などがあげられます。
鼻緒のすげ替え
鼻緒がボロボロになってしまった草履は鼻緒をすげ替えてしまいましょう!
現在は「革の鼻緒は痛いから・・・」というので、布の鼻緒にすげ替える事が多くなっています。
革と比べてしまうと断然布の方が足当たりが柔らかく、鼻緒ずれなども出来にくくなるため、鼻緒一つ取替えるだけでもグンと履きやすい草履に変わります。
草履の鼻緒選びのポイントは、台の色味を1つとる事。もちろん、柄であっても無地であっても変わりません
鼻緒の調節のみでも承ります。
完成!
裏革を張り直し、花緒をすげ替えたのがこちらの草履です。花緒がボロボロだった頃とは見違えてしまいました。
また、花緒を布の花緒に取替えた事で、足当たりも柔らかくなるため履きやすい草履にランクアップしています。
なにより、こうして元の台を生かしてあげられるのが一番ではないでしょうか。
当店は常に職人が在中しておりますので、すべてその場で対応させて頂いております。
このような草履をお持ちでしたら、是非一度相談頂ければと思います。
もっと草履を長持ちさせるために
草履は履き捨ての履物ではありません。
草履は踵を打ち替える事で一足の草履を長く履き続ける事ができます。
右の画像が踵がすり減った草履と新しい踵に打ち替えた草履の比較写真です。上の画像の場合、踵のゴムがすり減り、裏革まですり減ってしまっているのが確認できます。
裏革が減ってしまうほど履いてしまうのは少々履きすぎです。ゴムがすり減ってきて、裏革にかからないようなタイミングで踵を打ち替えに持ってきて頂くのがベストです。
踵が減ってくると、草履の寿命の面も確かにそうなのですが、なにより歩き辛く感じるようになってきます。
新品の踵に打ちかえれば新品の時のような履き心地に近く感じられる事でしょう。
すり減った草履の踵
打ち替えた草履の踵
底の総張り替え
愛用している草履で底が減ってきた・・・
底がべた付いて砂利ゴミが付くようになってしまった・・・
など、底の総張り替えも可能です。
こちらの修理に関してはその場での対応ができません。
一週間ほどお預かりするようになりますことご了承ください。
※本革への張替えとなります