和装履物のTPO(女性編)―丸屋履物店

和装履物のTPO

どんな時にお履きになりますか?
また、どんな物を着るのでしょうか?
和装では場面・場所に応じて着る物、履く物が変わってきます。
何も知らなくても大丈夫、と思いきや意外とうるさい人もいるものです。
簡単に注意事項をまとめたものを下記に記します。

女性の履物TPO

■洋服に合わせる

普段着(洋服)で下駄や雪駄を履きたい!という方、結構いらっしゃいます。
そんな場合はもちろん決まりはございませんので、お好きな物をお履き下さい。
さすがに、洋服に草履、というのは少々難しい気がしますが、下駄ならそんなことはありません。
女性に多い外反母趾対策として履く方もいらっしゃいますね。

■浴衣に合わせる

浴衣は基本的に普段着以下の扱いですので、下駄になります。
高級な物である必要もなく、お手頃な天一、ちょっと奮発して真物・厚張ぐらいの台をお選びください。
浴衣というと夏ですから、素足で履いても汚れの目立たない黒塗りなども良いですね。

■街着(普段着)に合わせる

ウールや紬などの街着には下駄も草履もお履き頂けます。
特別な決まりもありませんが、あまり高価なものである必要はありません。
下駄なら天一~真物で十分です。
草履ですと、あまり正装時に用いられるような煌びやかなものはお勧めできません。
また、背も高くせず、芯厚1寸以内ぐらいが目安です。
材質も合皮で充分です。

■小紋(お洒落着)に合わせる

普段履きからお洒落履きまで、幅広く楽しめます。
また、背の低い草履は小紋までしか履けません。
粋に直付け草履を突っ掛けてみても良いですね。

■付け下げ(お洒落着)に合わせる

だんだんと格も上がって準正装に近づいていきます。
草履が主体になってきますが、高さの極低い直付け草履などはお勧めできません。
下駄なら柾などの上等な物を履きましょう。

■訪問着(準正装)に合わせる

訪問着となると、準正装になります。
選択肢は狭く柾の下駄・南部表付きの下駄、もしくは革・布・畳の草履です。
また、訪問着は着物の裾を長くして着るため、草履の場合は1寸2分以上の高さが必要になります。

■振袖・留袖(正装)に合わせる

正装となると、下駄の場合は表付きの物(できれば南部表)しか履けません。
ぽっくりでも可ですが、ぽっくりは自分が主役の場合(つまり新婦)のみ履く事ができます。
草履は正しくは布か畳表の草履ですが、最近では革草履を代用する事が多くなりました。
また、着物の裾を長くして着るため、草履の場合は1寸2分以上の高さが必要になります。
喪服には喪履き草履をお履き下さい。

注・履物のTPOには地域差が少なからずあります。

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和装履物Q&AでもTPOについての記載がございますので、合わせてご覧ください