津軽塗・芳町
津軽地方へ伝わる漆器「津軽塗」。これを贅沢に下駄に塗って頂きました。
津軽塗の特徴はなんといっても、何重にも重なる漆の層とそれを研ぎ出すことで生まれる複雑な模様です。
中でも代表的なのは「唐塗り」。
いわゆる「津軽塗」というとこの色合・柄をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
ベースの色味に研ぎ出しで様々な色の模様が浮き出る仕上げ方です。
こちらは呂上(茶っぽい黒)・赤上(赤)・朱上(朱)の三配色ご用意致しました。
次に「七々子塗り」。
塗った平面に菜種の種子を蒔くことで生まれる小さな輪の模様を研ぎ出す事で表面に表す仕上げ方。
唐塗りに次ぐ代表的な仕上げ方でもあり、これも津軽塗らしさを感じて頂ける品物です。
下駄に七々子塗りというのもあまりなく、珍しい品物です。
配色は黒地に赤でご用意致しました。
最後は変わり塗り。
「紋紗塗り」と呼ばれる技法です。
こちらは明治維新以降あまり作例がないというほどの珍しさ。
もみ殻の炭粉を蒔き、研ぎ出すことで、なんともいえない艶消し感が表現されます。
技術ある塗師ならではの作品で、こちらは風車の柄をあしらいました。
呂上 (唐塗) | 赤上 (唐塗) | 朱上 (唐塗) | 七々子 (黒に赤) | 紋紗塗 (風車柄) |
21,000円 | 21,000円 | 21,000円 | 32,000円 | 38,000円 |
※フラッシュを使用して撮影しているため、色気が多少明るく映っています。参考程度にご覧ください。