下駄を知る ―丸屋履物店

下駄の名称 下駄の基本

下駄や草履などの和装履物は、「台」と「花緒」のふたつに分けることができます。

台は歯の形状、幅、形により名前が変わります。例えば、一般的な四角い下駄で2本の歯のついたものを「角(かく)」と言います。

下駄の材質は、当店で扱っているものはすべて桐材を使用しています。これは、下駄の材料としては最も適した物で、理由としてその軽さが挙げられます。

花緒に使われる生地の種類としては、布、ビニール、革などがあります。基本的に太い花緒のほうが足が痛くなりにくいのですが、太い花緒は野暮だとされ、江戸の好みとしては細い花緒が粋だとされ好まれています。


  下駄の買い方

下駄屋というのは、台と花緒を仕入れて、お客様の好み、足の大きさに合わせて、台に花緒をすげてお売りする商売です。ところが最近では、そういった下駄の買い方を知っているお客様も減り、また、そういった売り方のできる下駄屋もほとんどありません。

デパートや呉服屋に並べられた出来合いの和装履物を見て、買う。これが、悲しいことに現実です。 本来は、お客様の選んだ台に選んだ花緒を、お客様の足に合わせておすげするので、きついとか、痛くなるといったことは有り得ないことでした。そのため、和装履物には靴のようなサイズはありません。 靴のように、ある物をその場で履いてみて買う。というのは和装履物では間違った買い方でした。 ある意味、お客様の足に合わせた1足だけのオーダーメイドのようなものなのです。

下駄の買い方について詳しくは
下駄の買い方 ~当店の流れ~
をご覧ください。


花緒の綴じ方の違い 花緒の綴じ方の違い

当店では、慶応元年の創業以来、一本綴じと呼ばれる江戸の綴じ方で花緒をおすげしております。

昔は、下駄を洗って裏返して干したので、裏返して見た時の見た目にも気をつかいました。 三本綴じという綴じ方に比べ見た目が美しいので、当店ではこの綴じ方ですげております。


下駄の履き方 下駄の履き方

下駄や草履などの和装履物は、靴などとは違い、踵(かかと)を出して履くのが正しい履き方です。

当店にお越し頂くお客様の中にも「踵の出ない下駄を下さい」「足が入る下駄を下さい」といった方がいらっしゃいますが、それは間違いです。 踵は足の大きさにもよりますが、だいたい2~3センチ出して、重心を前にして歩くのが正しい履き方です。

また、「小指が台からはみ出す」といった方もいらっしゃいますが、それはまったく問題ありません。 和装履物の世界では、足は台から出てもみっともないというものではなく、台にすっかりおさまってしまうほうが、みっともないとされています。

江戸の好みの粋な履き方としては、花緒をきつくすげて、つっかけて履くというものがあります。 御希望頂ければそのようにおすげしますが、ほとんどの場合、まともに履けないと思いますのでお勧めしません。

下駄の歩き方について詳しくは
下駄の歩き方 下駄・草履・雪駄入門 ~初めての和装履物~
をご覧ください。


下駄の正しい減り方 下駄の正しい減り方

下駄や草履といった和装履物は、重心を前にして歩くのが基本です。

靴などのように踵に重心を置いて歩くのではなく、つま先に重心を置いて歩きます。 靴と同じように歩いている方の下駄は、後ろの歯ばかり減っているので見ると分かります。 後ろの歯よりも、前の歯が減っているのは正しい歩き方をしている証拠で、たまに「前の歯ばかり減っていく」と言うお客様がいらっしゃいますが、それは正しい歩き方の証拠ですので、まったく問題ありません。


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