花緒(鼻緒)が痛いという方へ―下駄コラム―丸屋履物店

花緒(鼻緒)が痛いという方へ

「下駄や雪駄、草履を履くのは花緒が痛いから嫌!」という方。
ちょっと手を止めて、読んで行って下さい。
何を隠そう筆者自身、皮膚が弱い方で花緒ずれや靴擦れを作りやすい体質です。
そんな自分の経験を元に花緒ずれ対策を紹介させて頂きます。
花緒ずれにおいて、重要なポイントは
・履き方(花緒の固さ)
・花緒(裏地・中綿・太さ)
です。

鼻緒が痛い方へ。下駄の履き方

まず履き方についてです。
履き方は奥にグイグイと入れ込まずに、前壷と足の親指と人差し指の間に指が一本入るぐらいの隙間がある状態で履くのがポイントです。
グイグイと奥まで入れてしまうと、前壷が指の股に直接当たってしまい、股が痛くなってしまいます。
極浅く突っかけるように履く「粋な履き方」もありますが、これは花緒もキツくすげる必要があるため、自然と足への当たりも強まり痛くなりやすいです。
「それでも粋な履き方が良い!」という方は、「痛い!」などと人には言わない事です。
粋な方は人に花緒ずれが出来て痛がっている姿なんて見せませんから・・・

次に花緒についてです。
花緒ずれしやすい方にとって、花緒選びは重要なポイントです。
花緒選びのチェックポイントは
・太さ
・柔らかさ
・裏地
です。

鼻緒が痛い方へ。鼻緒の太さ

太さについて。
細い花緒よりもある程度幅のある太い方が楽だと思います。
幅にして20mmぐらいが目安でしょうか。
20mm以上の太さがあった方が足が楽、と思って頂いて間違いないです。
最も細い花緒で10mm程度の花緒がありますが、こういった花緒は肌への当たりが強く、足の強い人でも花緒ずれしやすくなってしまいます。

鼻緒が痛い方へ。鼻緒の柔らかさ   鼻緒が痛い方へ。鼻緒の中綿

柔らかさについては言うまでもありません。
これはやはり、触ってみて柔らかい方が足当たりが柔らかくなるため花緒ずれしにくくなります。
これに関係してくるのは中綿です。
花緒の中身は大きく、麻紐・ボール紙・綿に分かれます。
綿が少ないと感触はボール紙に近いような肌触り、と思って頂ければわかりやすいかもしれません。
しっかりと綿が入っている花緒はふっくらしていて、柔らかいので足当たりが柔らかくなります。

鼻緒が痛い方へ。裏地=罠   鼻緒が痛い方へ。裏地=本天

そして、裏地です。
2点目のポイント、柔らかさと深い関係があります。
裏地には罠と呼ばれるループ型の生地と本天と呼ばれる起毛型の生地があります。
ループ型の生地(罠)は滑らかな肌触りで涼しさはありますが、柔らかみに少々欠けます。
それにたいして、起毛型の生地(本天)は肌への接地面積が増えるため、とても柔らかい肌触りになります。
裏地について詳しくは「花緒の裏地について」をご覧ください。

当店のホームページでは、花緒の紹介ページに「足当たり」という商品データ項目を表記していますが、
★4つ表記で「花緒ずれしにくい花緒」になります。
★5つは「ほとんど花緒ずれしない花緒」です。
花緒選びの参考にしてみてください。


また、ここまで説明してきましたが。
自分の足に合わせてすげてもらった、というのが大前提としてあります。
最初から花緒がすげられていた下駄を選んで買った。
浴衣などのセットでついていた履物。
これらを履いて痛い、というのは珍しくありません。
予めすげられた下駄や草履は標準的にすげられているものですが、それでも個体差があります。
24cmの方が23cm用にすげられた下駄を履いたら、これは痛いです。
サイズ違いの靴を履いているのと同じなのです。
そのような履物を買って、履いたら痛かったという方。
まずは、自分の足に合わせてくれる下駄屋さんで履物を求めてみたらいかがでしょうか?

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