職人の技術の集大成=洒落履き
ここでは伝統的なスタイルと職人の技術と知恵の詰まった草履を紹介していきます
後角草履
天のカカトを角切にした草履です。
その昔、江戸っ子達に愛されていた履物は脱いで揃えられた時の見た目にも気を使っていたといいます。
この角切草履はまさにそんな草履です。
履いてる時はこの工夫を目にすることはありませんが、脱いだ時に「あ、すごい!」となるわけです。
見えない所でお洒落をする。
なんとも日本人の美意識を感じさせてくれる草履だと思います。
切り芯草履
草履を真っ二つに切り分けた大胆な草履です。
デザインの主張は目を見張るものがありますが、
我々から見るとその職人の技術への絶対的な自信を感じます。
切り離し、寸分違わず接着していく技術。
こんなデザインでも俺たちは仕事できるぞ!と言わんばかり。
それはなによりクオリティの高さの証明になるのではないでしょうか。
こんな草履見たことが無い!というのもこれが出来る職人が少なくなってきているから・・・
そんな職人の技術の結晶を足元へ持ってくる。
これが最高のお洒落ではないでしょうか。
3の5枚芯草履
5分三枚の厚みのある基本形に半月を二枚追加したスタイルです。
ベースとなる黒地・白地にはっきりとした赤をアクセントに配色した職人デザイン。
厚みがあり背の高い草履ですので成人式や結婚式など、自分が主役!という目立つシーンにもお履き頂ける草履になっています。
矢羽柄入り草履
草履の巻き(側面)に矢羽柄をあしらった草履です。
柄を入れる加工は昔ながらの技法ですが、現在ではその加工が出来る職人はごく少数になっています。
意匠となった矢羽は「射た矢は戻らない」ということで縁起の良い文様。
成人式・卒業式・結婚式など、新たな門出といった場面にピッタリの草履です。