ベタガネ―丸屋履物店

ベタガネ

ベタガネ

ベタガネ

ベタガネ、ってそもそもどんなものなのか。 簡単に言いますと雪駄の踵に付ける金具です。
昔の雪駄には必ず、と言っていいほどついていました。
それがうるさい・滑る、道が傷つくだとかで段々と革製の踵に変わっていき現在に至ります。現在ではこのベタガネがついた履物というのはほとんど見かけなくなりました。
しかしながら、その「うるさい」所にベタガネの価値があるような気が致します。もちろん場面はわきまえるべきかもしれませんが、なんとも言えないチャラチャラとした音。「雪駄チャラチャラ」という文句はベタガネの音を表しています。

丸屋式ベタガネ

従来のベタガネというのは革に差し込み裏革と一体化させた状態で畳と縫い込むため、途中で付け外し不可能なのですが、そこを考慮して丸屋式ベタガネは着脱可能式に。
後から打てる分だけ裏革ギリギリにも装着できるため、雪駄の裏革本体の擦り減り防止にも効果を発揮します。
さらにほんの少し浮かせる事でベタガネ特有の「チャラチャラ」とした音がより鳴るよう工夫してあります。
昔ながらの雪駄感覚を味わってみたい!という人へ、やっぱりコレじゃなきゃ、という方へ送るアイテムです。

ベタガネ装着例1

実用草履×ベタガネ

実用草履×ベタガネ

未だかつて無かった組み合わせだと思います。
着脱可能な丸屋式であるからこそ実現した、と言っても良いと思います。
雪駄のように革底ではなくタイヤ裏のため、ベタガネの不安要素である「滑る」をある程度カバーする事が出来ます。
※それでも後ろ重心になっている方は気を付けてください。ベタガネのみでの着地は滑る原因になります。
普通の実用草履を履いている、と思いきや足元チャラチャラ。 お祭りなどで同じような足元の仲間が集まる時にでも圧倒的な存在感を持たせます。
また雪駄よりもリーズナブルにベタガネを楽しめるのも利点。
ベタガネ入門編としても面白い存在だと思います。


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