直付け草履に武田菱柄印伝花緒
今日の一足は直付け草履に武田菱柄印伝花緒をすげた草履です。
今年は元旦にご紹介したのも直付け草履でしたが、昨日ご紹介した夫婦草履と合わせて3足目の直付け草履のご紹介です。どちらかというと現代よりも少し前の時代・・・といってはいけないかもしれませんが、少し時代を感じる草履です。今年改めてその価値を見直して頂く事が出来るのか・・・それはこちらが精進しなければなりません。
エナメルの草履というと何枚もコルク芯を重ねたスタイルが一般的ですが、直付けというのは踵に5分の厚みの半月が一枚入り後は天と底革のみ、というシンプルなスタイル。自然と最も低いフォームが生まれ、無駄を極限まで省いた形ともいえると思います。
こちらは半月にも印伝を使用して、花緒も同じく印伝でお見立て頂き統一感のある草履に。
またこういった草履がチラホラ見かけるようになったら嬉しいですね。