クシ目相三味に武田菱柄印伝花緒
今日の一足・夜の部はクシ目相三味に武田菱柄印伝花緒をすげた下駄です。
木目を出した塗物を捌き【さばき】と呼びますが、木目を消してクシ目をつける塗り方です。
柾目は柾目でまっすぐに目が通るわけですが、なかなかそこは自然のもので均等さ、真っ直ぐさなどはそれぞれ物によって変わりますが、クシ目の場合は均等に人工的な美しさがあります。
こちらはそこへさらに赤いラインを一本走らせたアクセントを入れたもの。
三味形のスッキリとした線形に細身の印伝花緒をすげて、通好みな下駄に仕上がりました。