文庫革花緒―花緒―丸屋履物店

文庫革花緒

文庫革花緒

かの有名な文庫屋「大関」様にご無理を申し上げまして、なんとか花緒に!!という要望を受け入れて頂きました。
文庫革のその手触り・質感・細かな彩色、何といってもその可愛らしさは下駄や草履にすがる花緒としてピッタリではないか・・・と感じていました。
実際にそれを製品化する事が出来・手にして・合わせてみて、やはり間違いなかったと感じています。
デザインのみならず、花緒職人さんの方も柔らかく仕立てて頂いており、その履き心地にもきっと満足して頂ける花緒だと思っています。


文庫革とは

真っ白な牛革に模様を型押しし、その型押し模様を手作業にて着色。
漆と組み合わせて真菰を擦り込んでいくことで独特の風合を生み出した革細工。
真菰を使用した「錆入れ」を施しているのは前述の【文庫屋「大関」】様のみだとか・・・
まっさらな牛革と型押し模様、手書きの色合いと真菰による古び。
プリントなどでは表現する事ができない、高品質な職人仕事を感じる革細工です。


いちご柄

花緒としての仕上がりは抜群で何を相手にすげればいいのか?と悩んでしまいます。
まずは・・・とばかりに表付きの下駄を選んでみました。
畳表の自然を背景に「いちご」が映える格好になり、形はもちろん問わず、一つの間違いないスタイルだと思います。

※生地の取り方により多少柄の出方が異なります


飴柄

文庫革の花緒を作る!と考えた時に何すげるか?で真っ先にイメージした草履です。
表面に型押し模様を入れたリング仕立ての草履で、そのかわいらしさが文庫革にもよく合うように思います。
リング仕立て&福林仕立ても相性良く見えます。
色×柄のパターンは色々・・・もちろんご希望通りに組み合わせられます!

※生地の取り方により多少柄の出方が異なります


鞠芽柄

文庫革5柄の中では最も落ち着いた印象の柄です。
合わせた台もより使いやすく万能に。
錆びに合わせるように茶の台で相性が非常に良いと思います。


花菱柄

草履ばかりでは・・・と、塗下駄にも合わせてみました。
規則正しく並ぶ花菱と赤黒の糸春模様。
塗下駄にも優しく映るように思います。


リボン柄

白の草履に文庫革花緒、という組み合わせは今後の定番になるような気がします。
白の綺麗な文庫革ですから、もちろん白台の草履にはよく合います。
万能草履でもカジュアル草履でも、履きなれたスタイルでお楽しみいただけます。

※生地の取り方により多少柄の出方が異なります