昔風雪駄に罠天裏毛花緒
今日の一足は昔風雪駄に罠天裏毛花緒をすげた雪駄です。
戦前の衣服を色々と研究されているお客様。先日広島にある「はきもの博物館」まで足を運んだそうで・・・雪駄をこんな風に仕立てて欲しい、というご依頼を頂きました。
表二枚重ね、ベタガネを革に差し込む本来の付け方、コバ処理無しで・・・色々とその昔の履物を感じる仕様になっています。
少し履いて頂きましたが、いつもの丸屋式ベタガネの音よりも少し落ち着いた、なんともそれらしい音のように感じました。
仕立てる方にも工夫が要りますが、これもまたいつでも再現できるように繋げていきたいですね。