幅狭後一南部表雪駄に葡萄柄印伝花緒
今日の一足は幅狭後一南部表雪駄に葡萄柄印伝花緒をすげた雪駄です。
七寸七分・幅狭・後一の雪駄です。7寸7分というと今では女性物の普通サイズになっていますが、昔は男の標準とされていたようでこの7寸7分に「男物」という意味を成す「大形」という呼び名があります。対して女性物・相形は7寸2分。今でいう女性物Sサイズですから、それぞれの足が大きくなっているのを感じます。
あえて小さいサイズを履くというのも粋なところ。よりピタッとしたフィット感も得られるので、あながち見栄ばかりではありません。
黒地に黒漆の印伝花緒でパッと見黒無地ですが、よく見ると柄が浮き上がるというのも通好みなところではないでしょうか。