本朱下方にニシキヘビ革花緒
今日の一足は本朱下方にニシキヘビ革花緒をすげた下駄です。
雨に履く洒落た下駄を・・・と非常に難しいところです。
雨というとやはり塗り物の二枚歯に優る履物はなく、塗り・二枚歯・爪皮という方向性をもって目を惹く要素を与えると、自然に赤い塗り下駄に。
花緒はヘビで・・・フの出方・太さなど色々と悩むところでしたが、爪皮をつけると花緒が迫力負けしてしまうところがあり、細花緒よりはある程度の太さがあったほうがしっくりくるようでした。
ヘビの腹の白っぽい模様と銀の爪皮で面白さのある雨下駄、という仕上がりになったのではないでしょうか。