夏色真角にトカゲ革二石花緒
今日の一足は夏色真角にトカゲ革二石花緒をすげた下駄です。
夏色・・・といいますか、お客様からのご要望で「もっと色濃くしてほしい」とのことだったので、墨を多用した夏色、いや墨色とでも言った方が良いかもしれません。
艶消しの捌きといった印象で、これで白木と同じ履き心地なら価値があります。なぜここに気付かなかったのか、というぐらい意表を突かれた仕上がりでした。
花緒は細花緒がお好きなお客様なので、むかーしむかしに仕立てられたトカゲ革の二石花緒。
その細さはなんと8mmほど。現代作よりも完全に一回り細い仕上がりに、その技術の高さが伺える花緒です。
それにしてもこの下駄渋すぎです!!