五分橋にタピール福林花緒
今日の一足は五分橋にタピール福林花緒をすげた下駄です。
随分と珍しい履物です。
今ではあまり履く方もいなくなりました。板前さんが「この下駄じゃなきゃダメ!」ということはありますが、一般の方が履くというのは少ないですね。
雨の日の下駄ですので、歯が細いのが特徴です。歯が細く、また高さがありますのでハネが上がらず着物を濡らさない、というわけです。
舗装がコンクリートですから、樫の硬い歯がやや滑りやすいのが難点というのはありますが、今でも雨の日に履けばその利点をお分かり頂けるパフォーマンスがあります。