焼き芳町に縦縞柄福林花緒
今日の一足は焼き芳町に縦縞柄福林花緒をすげた下駄です。
白木・黒捌きと仕上げ方を紹介してきましたので、焼きの方もご紹介。
「焼き」はその名の通り火で下駄を焼くことでその色を出します。
桐は燃えづらく、焼くことで表面が焦げるのですが、そこから燃えるということはあまりありません。
焦げ目をつけ、ススを払い落とし、蝋で磨き上げることで艶を出し、仕上げとしています。
焼きの下駄は普段履きとして多く履かれる仕上げ方ですね。
台の柾目と花緒の縞。福林仕立ても縞の一部のようにみせ、縞縞模様が面白い下駄に仕上りました。