釣り方講座~カワハギ編~ 仕掛け・餌(アサリ)・針・釣り方について ・かみやフィッシングクラブ


釣り方講座 ~カワハギ編~

釣り方講座~カワハギ編~

目次


はじめに


タックルについて


餌について

  

基本的には番号が小さいほど質が良く、番号が大きいほど質は落ちます。が、①・②に関しては余程神経質にならなければ殆んど差はありません。③も船宿の保存法が悪くなければ大差は無いでしょう。ただし、④の冷凍物に関しては大抵は大きく質が落ちます。

殻付きの状態での支給というのは、「アサリをそのまま支給しますので各自で殻を剥いて下さい」という意味です。
(※この支給方法しかない船宿はそんなにはありませんが、初めて行く船宿なら一応事前確認した方が安心でしょう)

挑戦する意思は大事ですがそんなに簡単ではありませんし、最初は時間が掛かりすぎるでしょうからやめておいた方が無難です。

覚えたければ剥き慣れた人と一緒に何度か行って少しずつ覚えることを奨めます。

参考までに筆者のアサリの剥き方を紹介します。


さて、自分で剥いた場合、剥き身(生)で支給された場合、いずれにせよ写真の状態になるはずです。



ここで、塩を使って締める(水分を抜いて固くする)かどうかという選択が出てきます。


慣れていないと塩の量の加減が難しいのですが、上手く扱えれば以下のメリットがあります。

・餌が固くなり、ハリに付けやすくなる
・餌の大きさを幾らかコントロールできる
・(保存も含めて)餌持ちが良くなる


個人的にはキャストして釣りをする人は締めた方が良いかなと思いますが、餌が固くなる事をデメリットと考える人もいるので、ここは好みでお願いします。


さて、ハリへの餌付けです。

雑誌等でもよく紹介されていますが、とりあえずは水管・ベロなどの固い部分に必ず刺し、最後にワタにハリ先をしまえば基本的には大丈夫です。

拘った付け方を研究するのも良いですが、外道が多い時等は1日に何十回も付け替えることになりますので、手返し良く付け直せる事が重要です。

ちなみに僕自身は「①水管に刺し→②ベロを通すように刺し→③そのまま刺し抜かずにワタへ」と付けています。

そんな頑張って付けた餌でも、釣りをしていれば外道・水圧等の影響もあり、必ずズレてきたりボロボロになったりします。

そんな時は入れ食いでもない限り(←殆んどありません)は必ず整え直し、もしくは付け直しをしてください。

ハリより下にダラリと垂れ下がった餌では針掛かりする率が途端に下がるのは誰でも分かるはずです。


次に、針の大きさとの関係性にも少し気を配って下さい。

大きな餌は確かに目立ちますからアピール度は高いかもしれません。が、ハリに対して大き過ぎる餌は(ハリからの)ズレの大きな原因になります。

これは当然の事ながら食いつばむように餌を食べるカワハギの口がハリ先に到達する率を下げます。

餌の数が限られている時は仕方ありませんが、なるべくならハリの大きさに見合ったサイズの餌を付けた方が良いでしょう。 水管を取り除いてしまうのも1つの手です。

なお、これは補足ですが、カワハギにハマりまくって夏など暑い時期でもカワハギ釣りをする場合、餌はクーラーにしまっておき、小出しにしながら使うことを奨めます。

仮に塩で締めていたとしても、炎天下で1日中出しっぱなしの餌は確実に質が低下しますので・・


餌の固さについて


仕掛について


カワハギのハリについて



そして自分の得意な、もしくは得意としたい釣り方が決まったらサイズを変えたり、種類を変えたりしていくと良いのではないかと思います。

仕掛けについての項目でも記載しますが、仕掛けは大体3本針前後が多いです。

ですので、慣れてきたら上下で違うハリを付けてみるのも新しい発見があって楽しいですよ☆

次に(スピードサルカン・フックビーズ等を使った)仕掛けへの付け方に関してですが、ハリ掛かりしやすくする為にも必ずハリ先が上になるように付けて下さい。


そして口の固いカワハギ釣りにおいてはハリ先の鋭さは非常に重要です。

予備のハリがあるならば、ハリ先が甘くなったら早めに交換しましょう。

ハリ先の甘さを判断する方法ですが、ハリを爪の上で滑らせてみて下さい。

引っ掛かるようなら大丈夫です(新品はそれだけ鋭く作られています)。が、全く引っ掛からず滑っていくようなら交換しましょう。

大会等は特にですが、カワハギ1枚、もしくは外道数匹釣るごとに交換する人も多いです。


続いて、ハリのサイズ選択に関しても少し補足します。

実際に同じ形状のハリのサイズ違いを試してみた感想ですが、小さいサイズのハリの方が小型のカワハギ(いわゆるワッペンサイズ)を掛けられる率は高まると感じました。

が、それと同時に掛けられても巻き上げの途中でバレてしまう率も高まりました。

大型のカワハギを掛けた場合は尚更、小さいハリほど延ばされやすく、折れやすく、従ってバレやすいです。

大きいサイズのハリを使った場合は逆になります。魚を掛けることが出来ればバレにくいですが、小さいハリに比べればワッペンカワハギを掛けられる率は下がりました。

あくまで個人的な感想・見解ですが、ハリのサイズ選びの際の参考にして下さい。


カワハギのハリの形状について

カワハギ針・フック系

カワハギ針・スピード系

カワハギ針・ワイドフック系

カワハギ針・太軸系


カワハギの釣り場


釣り方について


カワハギを掛ける、そして巻き上げる


周りの人を見よう


カワハギ釣りにおける釣り座の有利不利


外道について


アイテムについて

 




●集魚板
名前の通り、魚を集める為のアイテムです。重さもあるので中錘としての役割も兼任させられます。

付けているだけでも効果はありますが、上下にヒラヒラと動かす事でより効果を発揮する場面もあります。

市販では1枚~3枚のタイプまであり好みで使いますが、大抵はサルカンを介しているので、これもまた直結を好む人は付けません。

また、集魚板の欠点として、潮の流れの影響を受けやすい(流されやすい)ということが挙げられます。

なので潮が速いときはオマツリの原因になってしまう事もあるので場面を選んで使いましょう。


カワハギの持ち帰り方



傷つけたら、海水を満たしたバケツに入れましょう。カワハギが呼吸する毎に血が吹き出していれば成功です。(※出ていなかったら傷つけ直して下さい)


呼吸すればするほど血が抜けるので、カワハギが元気なうちに行う事が大切です。

血が抜けて、呼吸しなくなったら放置しないで氷を入れたクーラーにしまいましょう。

厳密に言えばビニール袋などに入れて氷に直接触れないようにし、尚且つあまり氷の溶けた真水に浸したりはしないのが望ましいらしいのです。が、ビニールに入れるにしてもツノによって穴が開いてしまいますし、氷は当然溶けてくるのでいちいち水を捨てるのは面倒です。

なので、もし可能ならばペットボトル氷をお奨めします。

クーラーの中に海水とペットボトル氷を入れてその中にカワハギを入れれば真水は出ませんし、氷に直接触れる程は痛みません。

クーラーは重くなってしまいますが、保存状態は良好です。


さいごに

2010-10/26 文・浅居
2010-12/21 写真・動画アップ
2011-1/8 写真アップ
2013-6/4 リニューアル・文・画像追加

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